2008年04月28日

竹その4

竹は、自分の身に及ぼうとしていることを考え、震えていましたが、とうとう小声で囁きました。「ご主人様、切り落として下さい」「竹よ、竹よ、私はお前を二つに割り、芯を取り出さねばならない。そうしないなら、お前を使えないのだから」「ご主人様、ご主人様、それならば、仕方ありません」そこで園の主人は竹を切り倒し、枝を切り落とし、葉をすべて取り去りました。そして竹を二つに割ると、芯を取り除いてしまったのでした。そして優しく竹を担ぎ上げると、澄んだ輝く水の湧き出る泉まで運んで行きました。主人の水田は、水の巡りが悪い為に渇ききっていたのです。主人は一方の端を泉の中に、片方の端を水路に入れて、愛しい竹を優しく横たえました。泉は高らかに歓迎の歌を歌いました。割られた竹の体を通って、光り輝く水が、待ち望む渇いた地へと踊るように流れ下って行ったのです。



Posted by 竹翠式足裏健康法 at 12:06│Comments(0)TrackBack(0)竹翠の独り言

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