2008年04月28日

竹その2

ある日、主人がやって来て、竹をじっと観察しました。竹は立派にそびえる頭を深々と下げ、何事だろうと期待のこもった眼差しで、暖かく挨拶しました。すると、主人は言いました。「竹よ、竹よ、私はお前を使いたい」 竹は答えました。「ご主人様、準備はできております。何なりとお使い下さい」 主人は重々しい声でこう言いました。「竹よ私はお前を切り倒してしまわなければならない」 あまりの戦慄に竹の体が震えました。 「き、切り倒す・・こ、この私を?。ご主人様、あなたが園の何よりも一番美しく育てて下さった、この私をですか?。切り倒すだなんて、それだけは、それだけは勘弁して下さい。ご主人様、あなたの喜びの為に、私を使って下さい。でも切り倒すのだけは!」 主人の声はますます重々しくなりました。「愛しい竹よ、切り倒さなければ、お前を使うことはできないのだ」園はさっと静まり返りました。



Posted by 竹翠式足裏健康法 at 11:32│Comments(0)TrackBack(0)竹翠の独り言

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